大西 新二郎


「子どもと遊ぶ管理人」と「キャンプ場を創った元先生」


千早赤阪村でキャンプ場の管理人をしています、 大西新二郎です。
18年間、松原市内で小学校の教員をやっていましたが、「子どもたちが自然の中で遊べる場所をつくりたい!」という夢をもち、5年間の開拓期間を経てキャンプ場をオープンさせました。
きれいな山や川に囲まれたこの場所で、子どもたちが様々な体験をできるキャンプ場にしていきたいです。

ワーク

あなたの今(またはこれまで)の仕事や活動の内容や、きっかけを教えてください

キャンプ場の管理人として、場内のそうじや整備をして毎日お客さんを迎えています。特に子どもたちが自然の中で楽しんでもらえるように、様々なイベントや取り組みを考えて行っています。学校の先生をしながらも、自然の中で遊ぶことが子どもの成長にとってとても大切だと考え、自分でキャンプ場を作ることにしました。学校の先生を辞めることは大きな決断でしたが、今はキャンプ場の管理人になって良かったと思っています。

仕事や活動をする上で、どんな学びや経験・体験が役立っていますか?

前職である教員としての経験は、とても役に立っています。
特に大切だと思うのは、「人に自分の思いを伝える力」です。キャンプ場を作る際には近隣の地域の方に、営業を始めてからはお客さんにも、どんなキャンプ場を作っていきたいのかを自分の言葉で伝えていきました。子どもの頃や教員生活の中で、たくさんの人と関わってきた経験がとても役立ちました。

仕事や活動に関してエピソードなどがあれば教えてください

5年くらいかけてキャンプ場を作っていきました。草を刈り、木を切って、マムシと出会ったり蜂に刺されたり、指を骨折したりしながらも、少しずつキャンプ場ができていきました。その間、たくさんの人が助けてくれたり手伝ってくれたりして、キャンプ場が完成しました。大変でしたが、とても楽しかったです。

あなたの仕事や活動で誇(ほこ)りに思うこと、やりがいや面白いと感じることは何ですか?  

キャンプ場の仕事は、人と自然を繋ぐ仕事だと考えています。キャンプ場に来た人が少しでも自然の面白さを感じられるように、自然に手を加えたりイベントを考えたりすることが難しいですが、やりがいも感じます。
自分で手を加えた場所や考えた企画で、キャンプ場に来てくれた人(特に子どもたち)が喜んでくれるととても嬉しいです。

今、一番がんばっていることは何ですか?

子どもたちが遊んだり学んだりすることができる企画を考えることです。キャンプ場の周りにはめずらしい生き物がたくさん生きているので、今は生き物が住みやすい環境を作ったり、生き物について学ぶことができるゲームを作ったりしています。

仕事や活動で、将来実現したい具体的な目標や夢を教えてください

キャンプをするには、お金や時間が必要です。また、キャンプ道具やある程度の知識と技術も必要です。それらをなかなか揃えることができない、さまざまな状況にある子どもたちが誰でもキャンプで自然と遊べるような仕組みを作りたいです。
大阪の全ての子どもたちが自然遊びをできる機会を作ることが最終目標です。あとは、いつか馬を飼いたいです。

将来の進路について悩(なや)んだり迷ったりしたときにどうやって決めましたか?

子どもの頃から将来の夢は、「ミュージシャン→音楽の先生→中学校の先生」と変わりました。結果的には小学校の先生になり、40歳でキャンプ場を作って管理人になりました。その都度とても悩みましたが、最後には「今、自分がやりたいこと」を大切にして選択してきました。
将来どうなるかは誰にも分かりませんが、今自分がやりたいこと、楽しいと感じられることを、自分に正直に追求するようにしています。

あなたの一日の流れを教えてください

時間

やること

6:30

起床、犬の散歩、朝食、朝の支度

8:30
|

出勤、トイレやサイトの掃除、今日のお客さんの確認、宿泊していたお客さんとお話し

10:00
|

薪割り、草刈りなどの整備

12:00
|

昼食、トイレやサイトの掃除、チェックイン準備

13:00
|

チェックイン業務(サイトの案内、薪の販売や運搬など)

15:00
|

お金などの確認、薪割り、草刈りなどの整備

16:00
|

お客さんとお話し、トイレなどの見回り、点灯、翌日の確認、SNS更新、帰宅

17:00
|

キャンプ場オーナーや関係者との会議

19:00
|

帰宅、夕食、入浴など

23:00

就寝

ライフ

小中学生のころはどんな子どもでしたか?

小学生の頃は、運動が苦手でドッジボールでは逃げ回っていました。友だちの輪に入るのも下手くそで、そんな自分が嫌いでした。
小学6年生の時、少年少女キャンプに参加し、自分にもいいところがあるのだと気づき、自信を持てるようになりました。
中学生になってからは、学校行事で漫才をしたりバンドを組んだり、友だちと楽しい事をするのが大好きになりました。

小中学生のころ、好き(あるいは得意)だった教科・活動・遊びは何ですか? 

得意だった教科は国語で、特に文章読解や作文が得意でした。また、音楽が好きで、中学生になると友だちとギターを演奏したり歌を歌ったりして遊んでいました。

好きなことや趣味(しゅみ)、ハマっているものについて、熱く語ってください

やはり今でも音楽とキャンプが好きです。音楽は、たまにギターを弾いて歌を歌い、ストレス発散をしています。自分の子どもたちも音楽が好きなので、一緒に音楽を聞いたり、ライブに行くこともあります。家族でキャンプに行くことも大好きで、焚き火をしながら好きなワンピース(漫画)のキャラクターについて語り合ったりします。

いま熱く語っていただいたことについて、エピソードがあればお願いします

キャンプ場を作って管理人になってからは、家族でキャンプに行くことができなくなりました。キャンプに行ける休日は、キャンプ場がいそがしいからです。キャンプ場で仕事をしながらも、キャンプロスになっていて、不思議な感じです。

人と向かい合うときに大切にしていることはなんですか?

人とのコミュニケーションを楽しむことです。人と出会うと、自分にはできない経験や自分の知らない知識、自分には思いつかない考えに出会うことができます。それを自分の中に取り込めば、自分がレベルアップしたような気分になれます。そうやって、人とのコミュニケーションを通じて、自分のレベルアップを楽しんでいます。

もし過去に戻れるとしたら、やり直したい、あるいはやってみたいことはありますか? 

その時に一番やりたいことをやってきたのでやり直したいことはありませんが、英語はもう少し勉強しておけばよかったと思っています。外国からのお客さんも増えてきたので、過去に戻らず、これからの未来に英語の勉強をがんばります!

新たにチャレンジしてみたいことはありますか?

いつかは、お米作りにチャレンジしたいです。キャンプ場に来てくれた子どもたちと一緒に田植えや稲刈りをして、美味しいお米を育てたいです。

これからも大切にしたい生き方の指針(モットー)は何ですか? 

楽しく生きる。人生を楽しむ、という事です。

生きている間に「これだけはやっておきたい」ことを教えてもらえますか?

世界中の美しい物や楽しい事に出会いたいです。特に、オーロラを見ることとトマト祭りに参加することは、生きている間にやっておきたいことです。

閲覧してくれているみなさんへのメッセージ

自分が今、「楽しい」と思えるもの、「楽しい」と感じられる時間、「楽しい」を共有できる人を大切にしてほしいです。新しいドアを開くと、未知の「楽しい」が待っています。悩んだり迷ったりした時は、遠回りでもいいので、「楽しい」道を歩くことをオススメします。
人生は、素晴らしく、楽しい!

大西 新二郎” に対して28件のコメントがあります。

  1. orange04 より:

    自分の好きな仕事を全力でしていてすごくいいと思いました。私は今現在好きなことはないですが、将来は自分の好きなことを仕事にしたいと思っています。私は安定せず生活が心配になったり不安なことも多く出てくると思うのですが、思い切って好きなことをできるきっかけはありますか。思い切ってすごく良かったと思うことはありますか。教えていただけたら嬉しいです。

    1. 管理者COMPASS より:

      ご質問ありがとうございます。
      自分が好きなことを仕事にするときに、生活が安定するかどうか、やはり不安になりました。
      今でも不安はありますが、この仕事で家族の生活を支えていけるように、努力と工夫をするようにしています。
      不安な中でも、思い切ってキャンプ場を仕事にしようと思えたのは、支えてくれる家族や仲間の存在があったからだと思います。
      周りの人たちが背中を押してくれたことが、大きなきっかけになったのだと思います。
      思い切ってよかったのか今でもとても不安ですが、これまで出会うことのなかった人や経験と出会うたびに、
      自分の選択はまちがっていなかったと感じています。

  2. blue715 より:

    お久しぶりです。元気ですか

    1. 大西新二郎 より:

      コメントありがとうございます。
      もしかしたら、教員時代に出会った人なのかな?コメント嬉しく思います。
      毎日元気にキャンプ場で仕事をしています!
      あなたも、毎日元気に過ごしてくださいね!

  3. yellow701 より:

    小学校の先生からキャンプ場経営者になったのはすごいと思いました。

    1. 大西新二郎 より:

      コメントありがとうございます。
      本当になりたいと思えば、そのための努力も楽しく感じられますよ。
      今の皆さんは、これから何にでもなれる、可能性がいっぱいです!
      心からなりたいと思える自分を見つけてみてくださいね!

  4. yellow704 より:

    やめたいと思ったことはありますか。なんでそんなに行動力があるんですか。

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      今はまだ、キャンプ場をやめたいと思ったことはありません。
      とても楽しく毎日を過ごしています。
      行動力があるように見えますが、実は、行動するまでに悩んだり考えたりしまくっています。
      考えても分からないことでも、行動してみると意外に簡単に答えが出ることがあるので、いっぱい考えたら次は行動するようにしています。あとは、背中を押してくれる相談相手がたくさんいることも、行動につながっています。

  5. red701 より:

    今までやっていたことを手放して、自分のしたいことをいざ始めるときどれくらい苦労しましたか?。

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      今までやっていた教員の仕事を手放してから新しいキャンプ場の準備を始めると、その間収入が無くなる空白期間ができるので、教員の仕事をしながらキャンプ場を始める準備をしました。
      どちらも手を抜きたくなかったので、その期間はとても心も身体も疲れやすく、苦労をしました。
      それでも、周りの人に支えられたおかげで、夢を叶えることができたと思っています。

  6. orange711 より:

    この仕事につくにあたってどんな覚悟を持って始めましたか?

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      学校の先生になった時も、キャンプ場の管理をすることになった時も、共通しているのは「人の命を預かっている」という覚悟です。キャンプは自然との距離が近い分、普段の生活よりも危険が多いです。全ての危険を回避することはできませんが、使う人の安全を第一に考えるようにしています。また、キャンプ場で起きたことに対して責任を持たないといけないという覚悟を持って仕事をしています。

  7. gray715 より:

    学校の先生を辞めるのはどれくらい悩みましたか?

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      学校の先生を辞めるのは、とても悩みました。時間で言うと5年間くらいは、悩んでいたと思います。
      学校の仕事も好きでしたし、キャンプ場の仕事を本当にやっていけるのか、不安も大きかったからです。
      私がとても幸せだったのは、その悩みを話せる人がたくさんいたことです。
      皆さんにも、悩んだときに話せる人がきっとできると思います。大切にしてくださいね。

  8. purple705 より:

    仕事をしていて一番楽しいことはなんですか?

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      仕事をしていて一番楽しいのは、キャンプ場に来てくれた子どもたちと遊んでいる時です。
      普段はなかなか一緒に遊べる時間が無いですが、イベントの時には、一緒に川遊びをしたり虫捕りをしたりして楽しんでいます。自然の中で、子どもたちの笑顔が見られた時が、一番嬉しいです。

  9. brown704 より:

    楽しいこと探そうと思いました。
    頑張ろうと思いました

    1. 大西新二郎 より:

      コメントありがとうございます。
      そう思ってくれると嬉しいです。
      楽しいことや好きなものは、きっと自分の中にたくさんあります。
      そして、これからもたくさんの楽しいことに出会えると思います。
      たくさんの人や物事と出会ってくださいね。

  10. blue710 より:

    今どんな仕事をしたらいいか決まってないけど、どんな仕事にしたらいいと思いますか?

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      今はまだ、どんな仕事をしたいか、分からないよね。あせる必要はないと思います。
      皆さんが大人になる頃には、今は想像もできないような、新しい仕事ができているかもしれません。
      だから、今は「仕事にするもの」を探すより、「自分が好きなもの」を増やすといいと思います。
      たくさんの好きなものや楽しいことを作っておくと、そこから自然と「仕事になるもの」が見つかるかもしれませんね。

  11. blue711 より:

    教員からキャンプ場の管理人になるということは難しいと思いますが、覚悟と決断はどうできましたか?

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      長年働いた教員をやめてキャンプ場をやるからには、必ず成功させて家族を養っていくという覚悟が必要でした。
      その覚悟を持ち、決断できたのは、自分たちで作ってきたキャンプ場が自然豊かで、とても魅力的な場所だったからです。
      こんなに素晴らしい場所なら、きっとたくさんの人が来て喜んでくれるにちがいない、という自信が最終的に決断できた一つの要因になりました。

  12. blue702 より:

    自分は社会などの暗記科目が苦手なので暗記の方法や効率的な勉強の仕方を教えてほしいです。

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      実は、私も子どもの頃は暗記が不得意で、社会科には苦手意識がありました。
      ただ暗記しようと思うと苦痛で、なかなか覚えられませんよね。でも、自分が好きな物や事は勝手に覚えていくと思います。
      ただ覚えようとするのではなくて、なぜそうなるのかという仕組みに興味を持つと、自然に覚えられるかもしれませんよ。

  13. blue703 より:

    今後どのようなキャンプ場にしたいですか?

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      全てのお客さんに楽しんでもらいたいですが、その中でも特に子どもたちが喜んでくれるキャンプ場にしたいです。
      キャンプ場には、珍しい生き物もいて、自然がとても豊かです。その環境を守りながら、たくさんの子どもたちが遊び、学んでいけるようなキャンプ場作りをこれからも続けたいと考えています。

  14. brown715 より:

    千早赤阪村でキャンプ場を創って悲しかったことや難しかったこと楽しかったことはありますか?
    僕はキャンプ場には行ったこと無いからあんまりわからないんですが、楽しめるものってありますか?

    1. 大西新二郎 より:

      質問ありがとうございます。
      キャンプ場作りの最中に新型コロナが流行り、思うように進められなくなった時は悲しかったです。
      難しいのは整備をすることで、特に雨水が自然に流れていくような水路を作って管理するのが難しいです。
      楽しかったことは、千早赤阪村の皆さんや、手伝ってくれる皆さんなど、たくさんの人と出会えたことです。
      キャンプ場には川も森もあり、山もあります。たくさんの生き物がいて、とても楽しいです。焚き火をするのもオススメですよ。

brown715 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です