美濃 亮


理想を追求する「まつばらLOVE」な教育長


四国の香川県出身です。令和元年の7月から松原市の教育長をさせていただいています。松原に来る前は文部科学省で小学校から高校までの学習内容を決めたり、教材を作ったりする仕事をしていました。このCOMPASSは令和4年の4月から準備を始めたのですが、だいぶ形になってきたと感じています。松原の教育環境をより良いものにするためにはどうすればいいのだろうといつも考えています。

ワーク

あなたの今(またはこれまで)の仕事や活動の内容や、きっかけを教えてください

今の仕事は、松原の子どもたちが様々な学びや経験を通して、自分らしく幸せな人生を送れるようにするための環境づくりです。高校1年生までは、将来は教師になりたいと思っていたのですが、部活(剣道部)に熱中しすぎて教師の道はあきらめ、国家公務員試験を受けました。第一次試験に通った後、第二次試験では具体的にどの省庁を受験するのかを選ばないといけないのですが、やっぱり何らかの形で教育に関わる仕事がしたいと思い文部科学省を選びました。

仕事や活動をする上で、どんな学びや経験・体験が役立っていますか?

小学生の頃に推理小説「怪盗ルパン」シリーズにハマって全巻(40巻程度)読みまくったことが、色々な言葉や表現の仕方を覚えるのに役立ったと思います。また、高校・大学ではほぼ部活漬けだったので、体力・精神力は強くなったのではないかと思います。物事を器用にこなすのではなく、馬力で押し切るタイプですかね(笑)

仕事や活動に関してエピソードなどがあれば教えてください

文部科学省時代には、どれだけ一生懸命仕事を頑張ってもマスコミ等からほめられることはほとんどなく、厳しいことばかり言われたり書かれたりすることが多かったため、「やりがい」を見出すのが難しかった記憶があります。大人だってやっぱりほめられると嬉しいですし、「よし、また頑張ろう!」と思えるものなんですよね。

あなたの仕事や活動で誇(ほこ)りに思うこと、やりがいや面白いと感じることは何ですか?  

色々なことを分析したり、様々な人とディスカッションをしたりして新しい取組にチャレンジし、それが子どもたちや先生に喜んでもらえた時に頑張ってよかったなと感じます。
また、時代の変化とともに、教育の分野で対応していかなければならない課題も大きく変わってきているので、これからの社会や学校でどういう事が求められるのかということを考えながら仕事をするのは楽しいです。

今、一番がんばっていることは何ですか?

このCOMPASSのサイトをより良いものに仕上げることです。COMPASSは「キャリア」を単に「仕事」という側面だけでとらえるのではなく、皆さんに「自分はどう生きていくのか」ということも考えてもらいたいと思って作っているものです。COMPASSの協力者の中には皆さんがこれまで知らなかったような仕事をしている人もいれば、様々な「生きづらさ」に直面しながら頑張ってきた人もいます。COMPASSを通じて、皆さんが「自分もこんなふうになりたい」と思える人や、「そういう考え方があったのか」というような新しい気付きに出会えるように、日々、工夫や改良を重ねています。

仕事や活動で、将来実現したい具体的な目標や夢を教えてください

近年、経済的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさや健康も含めて「幸福」や「生きがい」をとらえる考え方が重視されています。このことを「ウェルビーイング」といいますが、松原で育った子どもたちみんなが「ウェルビーイング」な状態になれるように、松原の教育環境を充実していきたいと思っています。

これまでの失敗や挫折(ざせつ)体験などを教えてください

大学入試の際に「自分の得意分野は何か」や「将来、自分は何をやりたいか」ということについて深く考えず、「とりあえず国立の大学に合格すること」を目標にしてしまいました。私が受験した大学(経済学部でした)の二次試験科目には、自分の苦手な数学が設定されていなかったため、「よし、ここならいけるかも♪」と思ってそこを選んだのです。無事に合格はしたものの、いざ大学生活が始まってみると、経済学を学ぶには自分の苦手な数学が必要になってくるわけです。当然授業はよくわからないし、面白くなく・・・。「何でこの学部を選んでしまったのだろう」「もっと情報収集しておけばよかった」と後悔することが何度もありました。いまだに年に数回、大学を受験し直す夢を見てしまうほど、自分の中では苦い経験として残っています。

将来の進路について悩(なや)んだり迷ったりしたときにどうやって決めましたか?

先程も書いたとおり、深く考えず適当に決めてしまいました。今にして思えば、「誰かに進路のことを相談するにしては、あまり真剣に考えてないことがバレたら格好悪い」という意識があったのかもしれません。自分は経験も知識も少ないのだから、そのことをよく知っている誰かを頼ればよかったんですよね。ただ、色々経験してきて確実に言えるのは、「進学も就職も、どこに入ったかがゴールではなく、入ってから何をめざしてどう頑張るのかが大切」ということです。

ライフ

小中学生のころはどんな子どもでしたか?

小学校の頃はソフトボール、水泳、陸上、剣道をかけもちしていましたが、中学校から先は剣道一本に絞り、全国大会出場をめざして練習漬けの日々でした。また、当時はスマホも家庭用ゲーム機などもなかったので、漫画雑誌(少年ジャンプ派でした)の発売日を毎週楽しみにしていました。

小中学生のころ、好き(あるいは得意)だった教科・活動・遊びは何ですか? 

好きだった教科は英語です。英語は教科書や参考書よりも、自分のお気に入りの英語の曲で覚えました。ライナーノーツ(レコードやCDに同封される解説文)の英語の歌詞と日本語訳を見比べながら聴くことで楽しみながら覚えた記憶があります。そうやって覚えた曲は、数十年ぶりに聴いても歌詞がスラスラ出てくるから不思議ですね。

好きなことや趣味(しゅみ)、ハマっているものについて、熱く語ってください

旅行、キャンプ、サウナ、読書、映画・漫画(主にアクション、SF、格闘系)など色々ありますが、一番長く続いているのはゲームですね。スマホで出来るパズル系のものや、ゲーム専用機でやるRPGものなどです。特にドラクエは約40年前に最初の作品がリリースされて以来、ずっとリアルタイムでプレイしてきています。また、今まで読んだ中で一番好きなSF小説は、ロバート.A.ハインラインという人が書いたタイムトラベルがテーマになっている「夏への扉」です。とても面白いので、皆さんも読んでみてください。

いま熱く語っていただいたことについて、エピソードがあればお願いします

大学生の頃、ドラクエに夢中になりすぎて徹夜になってしまうことが多かったのですが、数時間前に見聞きしたはずの情報を忘れているということがよくありました。最近、脳科学の専門家から聞いた話ですが、人間は眠ることで記憶を整理して定着させるそうなので、睡眠時間をしっかり確保することが大切らしいです。ドラクエに限らず、テスト前に徹夜&一夜漬けの勉強をしてもいい結果が出なかったのはそういうことだったのかと納得しました。

人と向かい合うときに大切にしていることはなんですか?

人は育ってきた環境、価値観、経験、立場もそれぞれ違うのだから、自分とは意見やものの見方・考え方も違っていて当たり前。ですから、「この人はこういう人」みたいな先入観をもったり、頭ごなしに否定したりしないということを心がけています。

「絶対にこれだけはしない!」と心に決めていることを教えてください

社会人1年生の時に、人生観が変わる出来事がありました。中学から大学まで同じ学校で過ごしてきた親友が事故にあったのです。その事故の数日前には一緒に遊んでいたのに、人生って何が起こるか本当に分からないんだなと痛感しました。それ以来、「あの時、こうしておけばよかった」とか「なぜ〇〇しなかったのだろう」という風に「やらなかったことを後悔しない」ように、やる・やらないで迷った時には、絶対やる方を選択しようと思うようになりました。

もし過去に戻れるとしたら、やり直したい、あるいはやってみたいことはありますか? 

高校、大学時代は部活動一色でした。そのことで達成できたこともあるけれど、新しいものにチャレンジすることを遠ざけていたような気もします。ほんのちょっと勇気を出して、少しくらい無理をしてでも色んな分野の人たちと交流したり、自分の視野や経験の幅を広げられるような活動に挑戦してみたいです。

新たにチャレンジしてみたいことはありますか?

何か楽器が弾けるようになりたいです。外国の人と言葉は通じなくても、楽器が弾ければ音楽を通じてコミュニケーションを取ることができそうだから。相手のリクエストしてきた曲をサラッと弾けたらちょっと格好いいですよね。

これからも大切にしたい生き方の指針(モットー)は何ですか? 

「『常識』を疑え!」ということです。「これはこういうもの」「こうすることが当たり前」と深く考えずに前例踏襲するのでは進歩は生まれません。「どうすればもっとよくなるの?」「これって本当は〇〇なんじゃないの?」と一度立ち止まって考え、行動できるようにしていきたいです。

生きている間に「これだけはやっておきたい」ことを教えてもらえますか?

エジプトのピラミッド、スペインのサグラダファミリア(聖家族教会)、北極のオーロラをこの目で見ることです。ピラミッドとサグラダファミリアはそこに行きさえすれば見られるでしょうが、オーロラはその時の気象条件が合わないと見られないので、オーロラが一番難しそうですね。

閲覧してくれているみなさんへのメッセージ

人生は選択の連続です。例えば「ご飯を食べる・食べない」「約束を守る・守らない」「やらないといけないことをサボる」「自分の意思で決めず、なりゆきにまかせる」など、物事の大小や、それが積極的なものか消極的なものかに関わらず、皆さんは毎日必ず何らかの選択をしています。そして、その選択は自分の「経験」や「価値観」に基づいているはずです。ですから、私は価値観や経験が豊かでなければ、選択の幅も狭くなるのではないかと考えています。
人との新しい出会い、読書、映画、スポーツ、芸術、ボランティア活動など、自分がこれまであまり関わってこなかったことにもぜひ積極的にチャレンジしてみて下さい。そこで得た経験、価値観、人とのつながりはきっとあなたの財産になりますし、人生のどこかの場面で必ず生きてくると思います。

美濃 亮” に対して5件のコメントがあります。

  1. lime01 より:

    もっとこうしたらいいなみたいなのがあったのでコメントさせていただきます!!
    例えば #ルンルンを作ったりしたいと○○さんは言っていたのですが、 #〇〇 を作りすぎると探すのが大変だったりするので
    #その他 のハッシュタグを作り打ち込めるようにすると、増えるのは一つで済むし、自分がハッシュタグでなにを探しているのかなどが見つけやすくもなるのでいいかなと思いました!!
    以上が私の意見です。

    1. 管理者COMPASS より:

      lime01さん、ご提案どうもありがとうございます。色んな感情を表現できて、それが他の人にも共感できるものなら素敵ですね。システム的に反映することが可能かどうか検討してみたいと思います。皆さんからの色々な改善意見、お待ちしています!

  2. NAVY012 より:

    美濃さん、こんにちは。教育長でもゲームってするんですね。しかもドラクエ歴40年というのもビックリです。
    僕もいろんなゲームをやりますが、どちらかというとRPGは時間がかかるのがちょっと苦手です。どうしてドラクエがそんなに好きなんですか?

    1. 美濃 亮 より:

      質問ありがとうございます。ドラクエって人生そのものだなって思うんです。楽しいことばかりじゃなく、時にはしんどいこともあるし、途中で得られる情報の中には「こんなの何の役に立つの?」と思っていたものが、後々とても重要な意味を持ってきたり。。。。色んな敵と遭遇して、倒すと経験値をもらえたり、お金を稼いで強い武器や防具を手に入れたりっていうのも、現実の人生の中でも置き換えられる何かがあるんですよね。
      ロールプレイングゲームとは「(主人公の)役割を演じるゲーム」のことですが、ドラクエは根強い人気のあるゲームなので、他の人と共通の話題にもなり得るし、何より色んな人生を疑似体験できる(ちょっとおおげさですが)というところが好きな理由です。

  3. より:

    ありがとうございます!

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